コロナ禍の今こそ着物をメンテナンスしよう

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コロナ禍で外出の機会がめっきり減って、着物でお出掛けできるチャンスもないまま夏に突入してしまいそうです。

嘆きたくなる一方で、こんな時こそ普段おろそかになりがちな着物をメンテナンスする絶好のチャンスと捉えて、前向きにコロナが明けるのを待ちたいですね!

自宅でできる着物のお手入れ

半衿の洗濯

真っ先にお手入れをしたいのは、やはり一番汚れやすい半衿ですよね。最近は洗濯機で洗えるタイプのものも増えていますが、シルク製は手洗いが基本になるため、比較的時間にゆとりがあって天候も良くなってきた今がお手入れの絶好のタイミングです。

前回着たまま、洗濯せずに長襦袢に付けっ放しになっている人は、ぜひこのタイミングでお手入れしちゃいましょう。

半衿の洗い方と付け方はこちらの記事を参考にしてください

覚えておきたい半衿の洗い方とお手入れの頻度

 

着物の虫干し

着物は着ないまま長期間放っておくと、カビや変色の原因になります。虫干しは着物を湿気から守る最適な方法とも言われており、そのベストなタイミングは夏(梅雨明け〜8月)・秋(10月頃)・真冬(2月頃)とされていますので、もうすぐ梅雨明けを迎えようとしている今はまさに絶好のタイミングということになりますね!

虫干しのポイント・注意点

  • 時間は湿気が比較的少ない日中(10時から15時くらいが目安)
  • 晴れた日を選ぶ(湿気は着物の大敵です!)
  • 直射日光はNG(色焼けを防止するため)
  • 出来るだけ風通しの良い部屋を選ぶ
  • 着物用ハンガーを使用する(型崩れを防ぐため)

着物の陰干し

こんな感じで、数枚ずつ干していきましょう。着物を干すことで、前回着た時には気付かなかったシミや汚れにも気付いたりしますので、一石二鳥です。せっかく手に入れた大切な着物なので、メンテナンスもしながら少しでも長く綺麗な状態で着ていたいですよね。

 

本格的なクリーニング

どうせ暫く着れないのであれば、これを機に本格的なクリーニングに出してしまうのも良いかもしれません。また、虫干ししている最中に食べこぼしなどのシミを見つけてしまった場合にも、クリーニング屋さんの出番です。浴衣ぐらいであればご近所のクリーニング屋さんに出していただいて全く問題ありませんが、着物はやはり専門の技術が求められることもあり、着物専用のクリーニング屋さんにお任せするのが安心だと思います。多少高いですが、大切な着物をダメにされてしまっても悔しいですので、ここはプロにお願いしたいところですね。

ネットで「着物クリーニング」と検索すると色々出てきますので、口コミやアクセスなどの情報をベースに評価するのが良いと思います。

着物のクリーニングについては、こちらの記事も参考にしてください

知っておきたい「着物のクリーニング」と「洗える着物」

 

思い切って断捨離!

コロナ禍で家中の断捨離をしている人が増えたと聞きますが、もう着ない着物は思い切って売ってしまうのも一つの案かもしれません。

「着物を少しでも高く売りたいと思ったらチェックしたい4つの方法」をこちらの記事でも紹介しています。

着物を売るなら検討したい4つの方法

大きく分けると、「買取業者に売るか」「フリマなどで自分で売るか」の2択です。

買取業者のメリットは、何と言っても手間がかからないことですが、どうしても割安に買い取られてしまう感は否めません。量が多かったり、サイズを測ったりするのが面倒な人は業者がオススメですが、そうでなければフリマで売ることを試してみるのも良いかもしれません。

最近は若い子がレトロ柄の着物をファッションとして楽しんだりするケースも増えてきており、「素敵な着物に巡り会えて幸せです♡」なんてお礼のコメントを頂いたりすると、ホッコリ嬉しい気持ちになりますよね。着物好きという共通の趣味を持つ人との一期一会を楽しんでみるのも良いですね。

 

記事一覧はこちらから>>http://kimononadeshiko.com/sitemap/

 

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