
「着物好きは塩瀬の帯が手放せない」と言われるほど、昔から着物好きの強い味方となっている塩瀬の帯。どんな着物に合わせられて、どの季節につけられる帯なのでしょうか。
塩瀬の帯ってどんな帯?
そもそも「塩瀬」とは帯に使われる生地を指しており、一般的に名古屋帯に使われる生地です。紬や小紋などのオシャレ着に合わせる帯で、しなやかながらもハリがあり、帯もきっちり締められる優れモノです。

塩瀬の帯
塩瀬の帯がつけられる季節はいつ?
夏着物の時期(6月〜8月)以外は、どの季節でもつけられます。これが塩瀬の帯が手放せない大きな理由の1つで、季節を問わない柄であれば1年の中で9ヶ月間(1月〜5月、9月〜12月)活躍してくれるため、自然と出番が多くなるのです。帯自体も軽く、生地の特性としてつるりとしているので、どこかに引っ掛ける心配もない点も、おしゃれ着にはぴったりですね。
塩瀬の帯で着物コーディネート
紬と塩瀬の帯
着物好きと言えば、紬好き。そして塩瀬好き。紬と塩瀬の帯のコーディネートは、着物好きにはテッパンのコーディネートです。

紬の着物と塩瀬の帯コーディネート
ピンクの結城紬と紫の塩瀬の帯のコーディネート。歌舞伎を見に行く時やちょっとしたお出掛けには、ピンクの紬や小紋を着ることが多いので、この紫の塩瀬の帯は本当に重宝している一本です。

紬の着物と塩瀬の帯コーディネート
こちらは水色の大島紬と白い塩瀬の帯のコーディネート。私は今30代後半なのですが、このコーディネートはもう少し年を取ってからでもいいかな、と後になって思いました 笑
小紋と塩瀬の帯
続いて小紋の着物と塩瀬の帯のコーディネートです。上の紬で合わせている2枚の塩瀬の帯を小紋にも合わせてつけています。

小紋の着物と塩瀬の帯のコーディネート
これもまたピンクと紫のコーディネートです。柔らかな華やかさがあるので、オシャレ着はこの色の組み合わせが気に入ってよく着ています。

小紋の着物と塩瀬の帯のコーディネート
こちらは同じピンクの小紋に白い塩瀬の帯のコーディネート。着物のお出掛けデビューで国立劇場に歌舞伎を見に行った時のコーディネートです。
おまけ
昨日久しぶりに歌舞伎を見てきました。
中村 芝翫も良かったですが、息子の橋之助が上手でした。これからが楽しみな役者さんですね。
着物はこの記事でも紹介している結城紬と塩瀬の帯のコーディネート。この結城紬はツヤ感があって、大きな蝶々の柄が可愛くて、とてもお気に入りの1枚です。

結城紬

結城紬
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