美術館に着物で出掛ける|根津美術館の魅力と着物コーデ

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根津美術館

都内にはいくつか有名な美術館がありますが、今回は表参道にある根津美術館に着物で行ってきました。どこの美術館にも着物の来場者って一定数いるんですよね。中でも根津美術館は着物好きに嬉しいポイントがいくつもありますので、その魅力をご紹介します。

根津美術館の魅力

根津美術館エントランス

まず何と言っても、都心のど真ん中に佇む「和」の趣たっぷりな建物が最大の魅力ではないでしょうか。東京にある美術館はどちらかというとモダンなデザインを取り入れた洋風な建物が多いイメージですが、根津美術館はエントランスには竹林、敷地内には日本庭園とお茶室、さらに美術館の屋根は瓦屋根、と細部にまで和の繊細な芸術が散りばめられています。

根津美術館

根津美術館パンフレット

この和テイストのためか、来場客の一割ぐらいは外国人観光客らしき方々でした。美術館内は2階立てで展示室は6つですので、1〜2時間あれば十分に見て回れると思います。

庭園から見た美術館の建物はこんな感じで、瓦屋根と紅い梅の花がとてもマッチしていました。私が背中を向けている側がちょうどカフェになるので、カフェからも美術館の建物と正面の庭園を見渡すことができます。

根津美術館

カフェの反対側に回ると今度は白い梅の花が咲いていました。ちょうど梅の花の向こう側に見える窓がカフェのカウンター席です。梅の花を愛でながらコーヒーを飲むなんて、なんとも優雅なひとときですね。

今は2月なので庭園のお花もあまりありませんが、春には菖蒲の花が咲き、秋には綺麗な紅葉を楽しむことができるそうです。美術品を楽しんだ後に自然の芸術に触れることができるのもまた、根津美術館の魅力の1つではないでしょうか。

根津美術館が着物好きに愛される理由

その理由の1つは、美術館の魅力そのものでもある「和テイスト」で、着物が本当に映える場所です。さらに庭園には茶室もあり、私が行った時には美術館内に初釜関係の美術品が飾ってある展示室もありました。お茶のお稽古をされている方にとって着物はとても身近なものですし、和テイスト・お茶・着物の3つが数々の美術品とマッチする場所が根津美術館なのかなと思います。

また、着物が映えるもう一つの場所は日本庭園です。四季折々の花が咲き、手入れが行き届いた日本庭園には、洋服よりも着物が似合います。小紋や紬の着物を着て、1年に何度も訪れたくなりそうですね。


根津美術館

開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:毎週月曜日(月曜祝日の場合は開館し、その翌日が休館日)

アクセスマップ:http://www.nezu-muse.or.jp/jp/access/

HP:http://www.nezu-muse.or.jp(展示品の内容はHPからチェックできます)


着物コーディネートとヘアアレンジ

今回は大島紬の着物と白い縮緬の染め帯に、ピンクの帯揚げと水色の帯〆を合わせました。

大島紬コーディネート

2月の冬真っ盛りでこの日は日本全国が大寒波に覆われた寒い日でしたが、暦上は立春も過ぎ春が待ち遠しい季節になったので、水色とピンクの明るいカラーコーディネートで少し春らしさも取り入れてみました。

和装ヘアアレンジ

ヘアアレンジはこんな感じで、ハーフアップにした髪をくるりんぱして、下の髪は三つ編みにしてぐるぐる巻き混んでピンで止めただけのシンプルアレンジです。髪がだいぶ伸びてきたので、和装ヘアアレンジも楽チンになってきました。

 

最後に、美術館って週末に行くととても混んでるのってご存知ですか?混んでいると美術館内を見て回るのも時間がかかるだけでなく、せっかくのカフェタイムにも長蛇の列に並ばないといけないなんてことになります。できれば、平日にお休みをとって空いてる美術館を楽しむ方がのんびり堪能できておススメです。

 

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