
着物の最大の楽しみでもあり、最大の悩みでもあるコーディネート。次回のお出掛け準備で、1つの着物をベースにいくつか着回しコーディネートをしてみました。
目次
大島紬のコーディネート3パターン
最近「美しいキモノ」などの着物雑誌でも水色の着物がたくさん掲載されていて、どれもとても素敵だったので私も次回のお出掛けは水色の着物にしてみました。祖母に譲ってもらった水色の大島紬をベースに、帯と小物を替えて3パターンの着回しコーディネートです。
1. 大島紬×赤い縮緬の名古屋帯
まずは赤い縮緬の帯。水色の着物に赤がよく映えますよね。写真だと、このコーディネートが一番マッチしている感じがしました。
帯上と帯〆はこんな感じです。私は30代半ばなのですが、少し可愛い感じも欲しくて帯〆はピンクにしてみました。大島紬ってとても素敵で大好きなのですが、コーディネートを気をつけないとついつい落ち着きすぎちゃうんですよね。
2. 大島紬×白い縮緬の染め名古屋帯
2つ目のコーディネートは同じ縮緬の帯ですが、今度は白ベースでピンク色の鳥や草などの柄が入っている染め名古屋帯です。
水色×ピンクのコーディネートは洋服でも鉄板ですよね。色合わせも明るので、春に向かうこれからの時期にぴったりかなと思いました。
帯上と帯〆にもピンクを入れて、こちらも可愛らしく。もっと明るいピンクの絞りの帯上も持っているのですが、それだとさすがに可愛すぎてしまうので、少しぼかしの入ったものを合わせてみました。
3. 大島紬×白い塩瀬の染め名古屋帯
コーディネートの最後は、同じ白い帯ですが今度は塩瀬の名古屋帯です。
色合いは上のコーディネートと同じで、こちらの帯にもピンクの花柄が入っている染めの帯です。写真だと伝わりづらいかもしれませんが、塩瀬の帯の方がより「しっとり」した感じが出る気がします。
帯上・帯〆はこんな感じです。帯上はやはりピンクですが少し明るめの薄いピンクに、帯〆は水色と淡いグリーンのコンビです。塩瀬の帯を合わせると「しっとり」とした感じになったので、色合いはあまり落ち着きすぎないように、まとまりすぎないようにしてみました。
以上が今回着回してみた3パターンのコーディネートです♪ どれにしようか迷いますが、次回のお出掛け先は美術館なのであまりシンプルすぎる帯よりは柄が入ってる方がいいなというのと、30代のうちにしておきたいコーディネートということで真ん中の白い縮緬の染め帯コーディネートが今のところ最有力候補です。
紬に合う帯はどんな帯?
紬はオシャレ着なのでオシャレ袋帯か名古屋帯を締めますが、中でも縮緬の染め帯や塩瀬の染め帯は紬と相性が良いというので色んなところで紹介されているコーディネートです。
特に大島紬は先ほども書いた通り着物が落ち着いた粋な感じのものが多いので、帯は明るく、可愛らしい感じで合わせると30代のコーディネートには良さそうです。ちなみに最近は大島紬×縮緬の名古屋帯がお気に入りのコーディネートです。
こちらは初詣に着た大島紬と赤い縮緬の名古屋帯。お正月なのでおめでたいカラーの赤い帯で、帯〆は金糸が入ったもので合わせてみました。
春が近づくとコーディネートも変わって楽しみですね。
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