和のお稽古|一番人気は何?始めるメリットは?

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着物の着付け

新しい年が始まり、「今年こそ何かお稽古を始めたい」と考えている女性陣も多いのではないでしょうか。最近人気が高まっていると言われる和のお稽古、気にはなるけど色々あって迷っちゃいますよね。

どんなお稽古が人気なの?始めるメリットは?いくらくらいかかるの?などなど、お稽古を検討するにあたってのギモンを解消していきます!

一番人気は「着付け」

ケイコとマナブの2016年アンケートによると、「やってみたい学び事・習い事」のうち着付けは全体の第6位、和のお稽古では第1位でした!>>2016年人気おケイコランキング(ケイコとマナブより)

ちなみに、全体の1〜3位は不動の英語・ヨガピラティス・料理で、着付けは2015年の同アンケート10位から大幅にランクアップしたそうです。日本への外国人旅行客が年々増加する中、外国人にとっても着物は日本で楽しみたいことの1つとしてあげていたりしますので、着付けのお仕事を目指す方もひょっとしたら増えているのかもしれませんね。

着付け

着付けを始めるメリット

着付けのメリットは、何と言っても自転車と一緒で一度習得してしまえば一生モノという点です。もちろん久しぶりに着ると「あれ?これで良いんだっけ?」となることもありますが、youtubeで着付けの動画を見ればすぐに思い出します。

着物でのお出掛けは、たとえいつもと同じ場所であっても気分が変わり、新しい気持ちで楽しめるのも大きなメリットの1つです。街中では特にご年配の女性に「素敵ね」と声を掛けていただくことも多く、周囲の目からも楽しんでもらえるのは嬉しいですよね。着物を着ると背筋が伸びて女性らしい所作にもなりますので、着付けを習うことで新しい自分の一面を引き出す事ができるかもしれません。

いくらぐらいかかるの?

無料で開催しているところから、高額な着付け教室まで様々あります。体験コースであれば無料でも問題ないと思いますが、ゼロから着付けを始める方は2〜3回通ったぐらいでは一人で綺麗に着付けが出来るようになるのは難しいと思いますので、無料でなくきちんとした有料コースに通う事をおススメします。

また、着物や小物を買う事を半ば強要してくる着物教室も少なくないようですので、着付け教室を選ぶ際には必ずネットで口コミをチェックしましょう。レッスン料は一見安くても、高額な着物や帯をローンで買わされてしまっては本末転倒ですよね。

私がオススメするのは、マンツーマンで教えてもらえる個人の着物教室です。私が通った「着物カルチャー研究所」は個人教室の集まりのようなところで、4ヶ月くらい毎週末通ったら一人で留袖まで着れるようになりました。合計3万円くらいだったと思いますので、1回あたりのレッスン料も1,300円ほどでとてもリーズナブルでした。(詳細はこちらの記事で>>失敗しない着付け教室の選び方|選択肢とメリデメを徹底比較

 

茶道や華道ってどうなの?

和のお稽古を代表する茶道や華道の人気はどうでしょうか?先ほどのケイコとマナブのアンケートでは、茶道は17位にランクイン、華道はランク圏外でした。少し前に比べると人気が高まっているとは言われていますが、茶道や華道は家元制度でお免状の取得などもありますので、そうした点がまだまだ初心者の方に敬遠されてしまう原因なのかもしれません。

茶道

茶道や華道を始めるメリット

茶道や華道に共通するメリットは、一生を通じて習っていけるという点ではないかと思います。「ここまで出来たら達成」というのは基本的になく、より高みを目指して生涯学んでいきます。お稽古ごとに限らずそうした物にはなかなか出会えるものではないので、最大の魅力ではないでしょうか。

それぞれの魅力をもう少し追求してみましょう。

茶道は何と言っても日本人ならではの所作を身につけられる点と、非常に四季を大切にしますので「和の心」を学ぶ事が出来る点がメリットです。お茶室は特別な空間のため、忙しい日々の喧騒やストレスと離れて心をリセットできる場所を探している方にはとても合うと思います。最近は男性で茶道を始める方も多いそうです。

また、茶道と着物は切っても切れない関係ですので、お茶をやっている方は着物好きが多いですし、逆に着物好きの方はお茶を始めればより頻繁に着物の出番がやってきそうですね。

一方の華道は、花の魅力を最大限に生かす事を重視するフラワーアレンジメントと違い、「空間を作り上げる」事を学んでいきます。華やかな花だけでなく、枝の動きや花と枝の間の空間をどう見せるか、花器とどう調和させていくか、ということを何回も何回も繰り返し活けていく中で学んでいくんですね。そうした中で「全体を俯瞰する力を身につけることができる」とも言われていますし、完成した姿を頭に描いて、そこに向けて作っていくことが経営にも通じるということで、最近では企業の経営者にも人気だそうです。活けている間は目の前の作業だけに集中し他のことを忘れられるという点も、続けている方の理由の1つだそうです。

活け花

いくらぐらいかかるの?

東京での茶道教室の月謝相場は1万円前後、1回あたりだと2,000円〜4,000円くらいのようです。この月謝に加え、茶道具を揃えるお金、先生への季節のご挨拶、初釜など年中行事のための積立金、お免状の取得費用などプラスで諸々かかる場合がありますので、始める前にお教室にしっかり確認しておきたいところですね。

華道も同様で、月謝相場は7,000円〜1万円程度、1回あたりだと3,000円〜4,000円くらい(お花代込み)が相場だと思います。茶道ほどのしきたりや年中行事はありませんが、やはりお免状の取得費用はかかりますし、免状の段階が上がれば取得費用も高くなっていきます。

お免状を取る事をモチベーションにされる方も多いと思いますが、お免状の取得は義務ではありませんので、無理のない範囲で続けられると良いですよね。

私も今年こそ、念願の茶道が始められるように頑張ります。

 

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着物コーディネート

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