
一般の人は着物を売る機会ってそう頻繁にはないですよね。その分、実際に売ろうと思った時に一番高く売るにはどの方法が良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。他の色んな物と合わせてリサイクルショップにまとめて持っていくのも一つの方法かもしれませんが、せっかくの着物ですし少しでも高く売るための方法を比較していきたいと思います。
目次
着物を少しでも高く売りたいと思ったらチェックしたい4つの方法
着物を売る方法は、大きく分けて以下の4つです。
- 地域の着物買取店舗
- 着物のネット買取
- 着物の訪問買取
- メルカリなどのフリマサービス
では早速、それぞれのサービスを比較してみましょう。
まず、地域の着物買取店舗。地域密着なだけに、持ち込みしやすいのが最大のメリットですね。買取してくれる値段次第で決めたい時などは最適な方法ではないでしょうか。ネットで「着物買取店舗 ◯◯(住んでいる地域) 評判」などと入れて検索して、評判の良いお店に持ち込みたいですね。
次に着物ネット買取。送料無料の宅配サービスを提供している会社もあり、まとめて売りたい時には便利です。こちらもネットで「着物ネット買取」と検索するといくつも出てきますし、比較サイトもたくさんありますので、いくつか見比べながら一番良さそうな業者を選びたいですね。ダンボールなどの梱包材を準備するのが面倒な方は、「ヤマトク」のように無料梱包キットを提供しているサービスを選ぶのも良いと思います。
3つ目が訪問サービス。1〜3の中では、訪問買取が一番おススメです。なぜかと言うと、着物って実は結構重いんですよね。着物・帯・長襦袢と複数枚売ろうと思うと一人では持ちきれないなんてこともありますし、梱包ですら面倒だったりします。その点、訪問サービスは売りたい着物を準備して家で待っていれば訪問スタッフが訪ねてきてくれますし、目の前で査定しながら買取してくれますので、楽な上に高く売れる可能性も高まります。こちらもやはり、ネットで複数の業者を比較しながら少しでも高く買い取ってくれる評判の良い所を選びたい所です。
最後がメルカリなどのフリマサービス。出品したり配送したりと他の3つと比較すると手間はかかりますが、業者が間に入らない分、上手に売れば一番高く売れる可能性があります。では、どうやって「上手に売るのか」。その秘訣を次の項でチェックしていきましょう。
メルカリで着物を高く売るためのポイント
最近話題のフリマサービスは、「メルカリ」「フリル」「ラクマ」などいくつかありますが、基本的なやり方はどのサービスも同じですので、ここではメルカリを例に説明していきたいと思います。
フリマサービスで着物を高く売るためのポイントは、ズバリ以下の2点です。
1.写真はわかりやすく綺麗に撮る
どの品物を出品する時にも共通していますが、写真はとても重要です。明るい場所で品物の前・後・詳細がわかるように3枚アップしましょう。以下は私が以前メルカリに羽織を出品した時の写真です。
- 前からのショット
- 詳細がわかるショット
※総絞りで裏地に柄が入っているデザインだったので、それがわかるようなショットにしました
- 後からのショット
2.着物ならではの説明事項を必ず記載する
写真がアップできたら、次は商品説明を入力します。着物ならではの説明として、必ず入れたい情報は以下の2点です。
- 着物の生地(正絹かポリエステルか)
- 寸法(着丈・袖丈・裄はマスト)
まず着物の生地ですが、最近はポリエステルの着物も増えてきました。ポリエステルの着物は洗濯機でも洗えるので人気ですが、やはり高く売れるのは正絹の着物です。売ろうと思っている着物が正絹の場合は、忘れずに記載するようにしましょう。
次に寸法ですが、着物が売れづらい理由の一つはサイズにあります。特に袖丈や裄は持っている着物や長襦袢と合わないとどんなに柄や生地が気に入っても購入できません。着物を探している人は必ず寸法もチェックしていますので、あらかじめ商品説明に記載しておくとより早く売れやすくなります。
ちなみに、羽織を出品した時に記載した商品説明は以下の通りです。
おまけ
フリマアプリの特徴として、商品についている「いいね」の数が多いほど、その商品が欲しい人はすぐに購入してくれる傾向があります。値引き交渉なく高値のままで売り切るためにも、綺麗な写真や丁寧な商品説明を載せるようにしましょう。早ければ出品から数時間で売れることもあります。
また、前述の通り着物が売れづらい理由として袖や裄の寸法が手持ちの着物や長襦袢と合わないと買えないという点があげられます。もし着物と長襦袢など揃っているものがあれば、セットで売ってしまうというのも高く売るコツだと思います。
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